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2017年07月


最近は民生機のほうが数多く出ておりますが、ハイビジョンの4倍の解像度で撮れる4Kのカメラとテレビが登場しております。(業務機も出ておりますが、ハンディが主体ですので業務機や放送用はより後の段階になるでしょう。)

舞台や暗い所の撮影では、ピントと感度の問題があるので、もう少し先になりそうですが、4Kの民生機のビットレートは100メガと、あまり高くありません。これは新しい圧縮方法がよりデータを小さくしていることと関係し、解像度は4倍になりますが、データの大きさは2.5倍に留めていることが最大の理由です。

例えばパナソニックのGH4では、4Kも高画質のハイビジョンも同じ100メガとなっておりますが、(ハイビジョンでは200メガの設定もあります。)逆に撮影時のホワイトバランスやせっていなどをよりシビアにやっておかないと、後でマルチカメラで微妙な設定をするのが容易ではない、ということでもありますので、注意が必要です。




 

ビットレートの高いカメラでの撮影(P2カードによる100メガの撮影)


前回・前々回とカメラに関する内容を書きましたが、業務用途になりますと

・安定して動くこと(撮れないとただの重りになるため)
・後でカラーグレーティングが容易なこと(AVCHDだとすぐに色飽和してしまうため)
・舞台撮影など暗い中で、映像が荒れないこと

がなによりも大事になってきます。
 
そのため、縁あってたまたま入手した業務機(用途を見ますとCATVに多い印象がありますが)でパナソニックP2カードの機種で撮っております。

・同社の独自規格
・SDカード4枚をRAIDにしている
・1分1GB位データを使う(ビットレート100メガ)
・64GBのカード2枚でも、128分くらいしか録れない

のが特徴ですが、性能自体は極めて安定している印象です。

たまたま軽く撮影した映像ですが、暗い中でも落ち着いた色調になることが確認できます。

GH2/GH1/GF2のハッキング【ビットレート向上のため】


これは前にシステムを組んでおりましたカメラで使っておりましたが、前回のメールに合せてご紹介致します。
サブカメラや仕込みカメラとして前に使っておりました、パナソニックのGH2/GH1(HDMIケーブルの出力やマイク入力がある)GF2/GF3(動画の写りは良いものの、入出力端子がない)では、ファームウエアを書き換えて、機能を変えることが出来ました。
最大の効果は、映像の転送速度を早くするビットレートの変更ができることです。AVCHDで最大45メガまでできましたが、実際に少し早くするだけの30メガでも少なからず効果を発揮しました。(AVCHDはフレームを細かく圧縮するため、標準のビデオカメラで16メガ・業務機でも25メガくらいと低めです)

ただし、
1)大きな音の発生するところでは、フリーズしやすい
2)使うSDカードを選ぶ(Class10対応でもカードによって転送速度が異なります)
3)当然ながらメーカーでは修理対応できないため、自己責任が前提
4)動画編集ソフトによっては、ファイルが認識できないのもある

使い方によっては効果がありますが、システムとして組むと難しい面があります。



LUMIX G7 & FZ1000【4K動画撮影の30分制限解除方法】

現在は既に売却してしまいましたが、4K映像の検証用に一時期パナソニックのFZ1000を使っていました。画質は思ったよりも良好で、たまに書き込みエラーがありましたが、録画時間30分の制限があり、イベントなどには不向きなものでもありました。また4KでもHD画質でも色味が大幅に変わってしまい、舞台撮影での実効感度が思ったより低いですので、使い方に合わないと判断しました。

ハックする方法で、前には同社のマイクロフォーサーズのカメラで、過去に動画のビットレートを書き換えるハックをしたことがありますが、下記のとおりとなります。

<初期設定>
ドライブモード:単射
Pモード
電源オフ/SDカードは抜く

<電源起動時>
AF/AE Lock
Disp
WB 右カーソルを3つ同時に押して電源を入れる

再生ボタンを押し
AF/AE Lock
ISO 上カーソル

の2つを押しながら電源を切ると、時間制限が削除されます。

※メーカーの保証対象外になりますので、自己責任でお願い申し上げます。




今後の対策に関しては、地域や社会ぐるみで行う必要があると認識しています。

・自治体と警察:今までは警察も啓蒙や啓発を図っていますが、自治体の側にそうした業務の比重を移していき、摘発や検挙などを増やしていかない限り。減少はしても無くなることはありません。

・学校:バイトの時給が厳しいですので、割が良いと言われて飛びついてしまう場合もないわけではありません。受け子をすると出来心でも初犯で実刑になる場合もありますので、注意が必要です。

・地域:マンションやビルの1室で、複数で電話をやたらかけている場合などに目を光らせることや、地域とのコミュニケーションが欠かせません。

・家庭:親の老いと向き合うことが必要ですが、歳を取るとコミュニケーションを取るのが難しくなる面もあります。定期的なコミュニケーションの必要があります。



振り込め詐欺に関する講演は、自治体の協議会の委員を行っていたため、協議会の発言の時に今後の対策を求められ「だったら体験談を」ということで引き受けた経緯があります。

・当初は単純に息子や孫を名乗った詐欺が多かったです
・次第に手口が込んできて、劇場型・還付金型になってきています
・当初はメディアの側でも注意喚起を行っていましたが、紹介すると模倣犯が増えたため、テレビなどで注意を訴えにくくなった背景があります
・抑止する効果が出てきたのは、自宅の固定電話で通話内容の記録機能が出てきたこと・不審な着信番号をメモリで登録し、鳴らなくなったことが大きいです。また自治体などでもこうした電話機の一部助成を行うようになりました
・確率が下がってきていますので、現金を受け取る(受け子)の低年齢化・アルバイト化が進んでいます。これが現在の状況です。元々は受け子の相場は金額の10%と言われていましたが、逮捕が増える・電話でも見破られるなどで、全体で見れば減っている傾向が挙げられます。





 


振込め詐欺に対する対策は進んでおりますが、それでも実際に新手の手口が増えていることは言うまでもありません。最近の動向は

・還付金詐欺(お金が戻ってくるため、信じてしまうのがまだ多いようです)
・方言を覚えて地方に電話を掛ける詐欺(都市部では減ってきている現象にあります)
・カード預かり詐欺などの新手の手口(あなた名義のカードで買い物した人が居た)

などです。

これに対し、水際作戦として、銀行や郵便局の引きおろしなどで用途を聞き、不審な場合にはその場で警察に通報して止める、ということを行っておりますが、瀬戸際に防ぐという意味で本質的なものには未だになっていない印象があります。




 

前に振り込め詐欺に関する講演を行ったことを書きましたが、街角やテレビなどで再三注意を促していても、犯罪件数や被害金額はなかなか減らない状況です。 

前に講演で話しました内容の要点は、あくまでも自衛策の色合いが強いですが

・誰にでも起こり得ることであることを認識する
・スマホを使っている場合には、不明な着信履歴は番号を調べる
・不審な電話を取らない
・特定の地域にローラーで電話をかけていることが多く、自治体の災害情報などで、特定エリアで電話が増えている手口などの注意喚起が増えているので参考にする
・常に家族間・親族間で連絡が取れる間柄に

ということを話した記憶があります。





図らずしも、自分自身が慰問演奏を受けるような状況と一時的になりましたが、実際に当事者として感じましたのは

1)平然と装っていても、今にして思えば、冷静でない点が多々あったこと
2)著しく痩せてしまう(太る方もいらっしゃると思いますが、痩せてしまいズボンのウエストが大幅にゆるくなりました)
3)デスクワークの集中力が落ちる

傾向にあったのは否めないと思います。逆に音楽演奏での慰問は、災害現場・老人福祉施設などで行われていますが、
・ロック演奏は、聞き手がある程度元気である必要がある
・ジャズは忙しい後でリラックスする音楽のため、目的や用途が異なる
(どちらも精神的にある程度余裕があるとき向けの音楽でもあります)

・逆に合奏形式となる吹奏楽や弦楽アンサンブルのほうが、癒しに適している


ということを感じた次第です。





 

豊島公会堂の取り壊しは2016年の春先からで、最後の公演が2015年11月前後だったと記憶しています。自衛隊音楽隊での最後の演奏は9月半ばでしたが、8月末に行っておりました会社での業務が会社都合解雇となったときでもありました。

直属上司から説明を求めようとした際につかまらない・以降の引き継ぎや余った有給消化など、処理することがありましたが、事務的な話し合い中に上司が激昂するなどありました。

構造不況の業界ではありがちなこと、またプロパーではなく、事業計画の策定・プロジェクトマネジメントなどが主体で、受託ビジネスが先細りの中で、内部リソースがないため自主事業立ち上げのために業務を行っておりました。

途中から会社全体の方針が急激に”先祖帰り”し、再び受託ビジネスに力を入れる、色々なソリューションを”事業”ではなく”商材”として取り組み、本業のところにお客様を誘導する、という方針を色々なアンテナでキャッチしておりましたので、社内営業・転職活動・自分で副業から本格的に立ち上げるため映像の勉強と3点行っておりましたが、現実化したと思っております。
「受託がダメだから自主事業を行い、自主事業をかじったところリスクがあるのでまた戻りたい」という価値観は、まだ解は出ておりませんが最終的には市場や顧客が判断するものと思っております。

その一方で解雇翌月から社内営業が奏功し、他の部署で当座の期間、計画案の策定や企画書の作成などを行っておりました。またビジネスコンペの策定などで、連携した方も相次いで退社され、家業を継がれたりしておりました。

有給期間となり、時間が出来ましたので普通にコンサートに行きましたが、当時の映像・音声データがありましたので、再編集し公開しましたところ、どことなく撮り方がおかしいなということを感じた次第です。
また災害派遣や有事の慰問で自衛隊の音楽隊が派遣される事例をいくつか見ましたが、失意・傷心の中では確かに吹奏楽の演奏は大きな魅力があるものと、実際に身を以って体感したのも重要な出来事でした。オフィス街でのランチタイムコンサートで、意外とビジネスマンの方が多いのは、業務の中での閉塞感など、何らかの癒しを求めている方が多い、ということを感じ取ることができます。

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