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2018年05月


なかなか行く時間が取れなかった機材専門店ですが、扱っている品目を見ますと時代の流れの変遷を強く感じます。
イベントやインターネット配信などで、一時期は大流行しました、オーストラリアのブラックマジック社のライブスイッチャですが、時代の潮目が変わり、ローランドや他社など、価格が高くても機材の構成が小ぶりになるか、安定している国産もののほうにシフトした印象があります。

ブラックマジックは、コストパフォーマンスは非常に高いですが、カメラ・スイッチャともに癖がありますのと、どちらかと言えばラックに入れて動かすほうが合っていますので、じっくり撮るほうに向いている印象があります。

逆に機動力を生かす場合には、3-4台のみで粗編をつなげてしまい、後で固定で置いたカメラと合わせてしまうほうが合っているように思いました。
 


 本日記事を見て、逆に今まで売っていたことに驚きましたが、キヤノンのフィルム1眼レフの最高峰であります、EOS-1Vが販売終了になりました。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1805/30/news080.html

おそらく海外でのモノクロ撮影や、写真作家などの用途があったのでしょうが、いまだに販売していたことは驚きでもあります。

実際には2010年に製造は中止し、残りは在庫を販売していましたが、その新品在庫が終了した、というのが大きいですが、初代のEOS-1から続きますと、四半世紀以上になるロングセラーでもありました。
その特徴は、

・レンズやバッテリーを合わせたシステムカメラ
・防塵防滴などの安定さ
・業務として使うには唯一無二の存在(ニコンもありますが、超音波レンズを使ったオート+マニュアルはやはりこちらかなと)
・マラソンなど、オートフォーカス任せでも的確に合わせてくれること
・EOS-1・EOS-1Sと徐々に改善されており、ファインダー性能が良くなっていること

があると思います。その反面で、バッテリーパックが無いと、シャッターラグが気になりますので、付けての動作が好みでもありました。



久しぶりに機材専門店に行き(2)減りつつあるVマウント関連機材


機材ねたばかりで恐縮ですが、本ブログを書き込む機会を
増やそうとしているため、ご容赦下さい。

中古機材の展示と価格が、需要と供給の関係が色濃く出ていますので
トレンドの後追いのようになっています。

今は取材現場を見ても、ハンディ機が多く、肩掛けのENGカメラ
(ニュース番組やテレビ番組で肩で担いでいるカメラです)が次第に減って
いる印象が強くあります。
それが証拠に、テレビ番組やイベントなどの取材でもハンディ機が多い
傾向にあり、中古機材でも肩掛けカメラを大型三脚に載せるアダプタ
(通称:舟)の在庫がごっちゃりと出ている状況になっていました。

4Kシステムへの移行や、編集方法の変更などにより過渡期として進んで
いるのかな、と感じますが、ENGカメラで高品質な映像が撮れるにも
かかわらず、外付けでSDカードで撮れるAVCHDのポータブルレコーダー
とつなぎ合わせている光景を見ますと、もったいないと感じる次第です。

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久しぶりに機材専門店に行き パナソニックAU-EVA1を見て


仕事の関係で、新商品のチェックすらままならない状況でしたが、少し時間ができましたので、見に行って参りました。
パナソニックの業務用のシネカメラ、AU-EVA1の特徴は

■新開発5.7Kスーパー35mmイメージセンサーを搭載、高画質の4K/10ビット4:2:2映像。
■VARICAMシリーズ(※1)を継承する14ストップの広ダイナミックレンジV-Logガンマ、広色域V-Gamutカラリメトリのシネマ画質。
■デュアルネイティブISO(800/2500)が超高感度・低ノイズを実現。
■ハイフレームレート(4K最大60fps/2K最大240fps)撮影が可能。
■IR(赤外線)カットフィルターON/OFF機能を備え、幻想的なIRシネマトグラフィ撮影を実現。
■本体1.2kg (※2)軽量コンパクト、EFレンズマウント(※3)、フレキシブルな取り付けが可能なタッチパネル機能付きLCDモニター。
■着脱可能なハンドルと回転式グリップにより、ドローン搭載、ジンバル搭載に対応する機動力。
 
と書いてあり、まさに隔世の感を強く受けます。

ただ実際にオペレーションする際に気になりますのは

・シネカメラなので、長時間の収録はたいへんそう(データの分量が極めて長大に)
・5.7K(4Kよりもさらに解像度が高く画質が良い)で毎秒60コマのため、後の編集がワークステーションなど機材一新の必要がある
・メモリカードで録るよりも、ケーブルを出してSSDなど外部レコーダーを視野に

という必要があると認識しました。改めて見ますと、画質自体は見事なものです。


自主的に制作しております映像の編集も、ブランクが生じてしまいましたが、改めて行ってみますと、久しぶりですが新たな発見がありますことと、また構図・カラーバランスの統一・スイッチングのタイミングなど、その都度趣向を変えるようにしていますので、まだまだではあるのですが、当初頭の中で組み立てて構想していたイメージにだいぶ近くなった印象があります。

この背景としては、世には出していませんが業務としての納品物が少なからずあり、その影響によるものが大きいと認識しております。 


連休前(といいますか、4月半ばころから)業務での連勤が重なり、編集どころではありませんでしたが、ようやく着手することが出来ました。
色々と溜まっている諸懸案を片付けながら行っておりますが、この辺のスピードアップは改めて重要だなと深く痛感しております。
先週の半ばに、毎年定点観測として行っている演奏会に制作として入りました。撮影自体はスムースに行きましたが、その後仕事の疲れがたまって動けなくなった次第です。その後復帰はしておりますが、集中度を上げて生産性を上げる努力は欠かせないと痛感しております。 

業務が連勤で、更新ができずじまいでしたが、ようやく再開できるようになりました。
業務で一区切りつきましたので、 ブログを以降更新いたします。
思えば、4月の半ば以降、全く休み無しの展開ではありました。繁閑の差が大きいのは世の常ですが、色々と出来事がありましたので、業務日誌として更新したいと思います。

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